お盆に帰省された方も多いと思いますが、今日のお昼に放送されたNHK「チコちゃんに叱られる」では、“親とあとどれくらい一緒に過ごせるか”をテーマに、面白い計算式が紹介されていたので、ご紹介することにしました。
これは、番組に出演された関西大学 社会学部の安田時男教授がお話下さったものです。
まずは前提となる事項をまとめておきます。
1年間で親と会う平均日数 = 6日 (日本版総合的社会調査2006年調査)
1日に親と顔を合わせる平均時間 = 4時間 (平成23年社会生活基準調査)
1年で親と過ごす時間 = 1日分(6日間×4時間)
では、これに親の年齢と自分の年齢の条件を考慮するとどうなるかと言えば、次の数式で、親とあと何日過ごせるかを出せるそうです。
父親との場合 (X=父の年齢)
1日×(X²×0.009-X×1.97+109.3)
母親との場合 (X=母の年齢)
1日×(X²×0.009×X×2.09+121.1)
少し難しい計算ですが、要するに、親が生きる残り年数(平均余命)が、ほぼ親と過ごせる残り日数という目安となるとのこと。なので、平均余命が残り13年の親を持つ人は、13日になるそうです。
一方、我が子とはいったいどのくらい一緒に過ごせるのでしょうか。
一緒に過ごせる時間の全体を100%として、子どもの成長とともにどのくらい過ぎたかを見ていくと、幼稚園入園児には18%が過ぎ、幼稚園卒園児には32%、小学校卒業時は55%、高校卒業の頃には73%が過ぎてしまっているそうです。
お互い大人になってしまうと、一緒に過ごす時間は減るばかりですが、本当は限られた時間の中、顔を合わせているわけです。だからこそ、いい時間にしたいですね。少し回数を増やしてみる温かな気持ちにもなるかもしれません。
普段無意識に過ごしている日常生活ですが、この様に、少し変わった切り口で、親子の時間を意識させられた番組でした。
最後に、平均余命の一覧を載せておきます。
「第22回完全生命表」(厚生労働省)より抜粋 ※平均寿命と平均余命は違います。
この平均余命が、今後一緒に過ごせる日数の目安とのことなので、親御さんとの時間を大切に過ごされて下さい。
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