2月24日(土)公開の映画、『あなたの旅立ち、綴ります』を、公開初日に観てきました。

 

 

上映している映画館が少なくて、銀座まで出向きました。

 

 

“旅立ちを綴る”とありますが、何を綴るのかと言うと・・・。

 

 

シャーリー・マクレーン演ずるハリエットが、自分の訃報を伝える記事を、訃報専門の記者へ生前に依頼をするのです。

 

最初、それなりに裕福な生活を送るハリエットの暮らしを映していきます。使用人はいますが、家族はいない1人暮らし。高齢の身で、今後に不安を持っていることを感じさせます。

 

ふと、新聞の訃報記事を目にして、自分の訃報記事が見られないのは納得できない事に気づき、生前に作ってしまおうと、専門記者に、最高の訃報を書いて貰いことを思いつきます。何でも自分で決めてきた、という性格から、決めたら何が何でも、ということで、スポンサーをしてきた影響力の及ぶ所へ依頼します。

 

シャーリー・マクレーンは、英国ドラマの『ダウントン・アビー』にも出演していましたが、勝気な婦人を演じるのがとても似合う女優さんです。もしかして“地”の部分と重なるかもしれない、という思いで、気づくと、今なお女優人生を続けているシャーリー・マクレーン自身とリンクさせて観ていました。

 

 

原題は 『THE  LAST  WORD』。

 

映画の中で、印象に残る言葉がたくさん出てきます。
実は、汚くてひどい言葉もたくさん出てくるのです。日本人は、相手を選んでしか本音を話しませんが、人は時として、大嫌いな人のことを話す時、とてもストレートな表現になったりします。訃報記者のアンが、ハリエットの評判を調べて回ると、その評判はひどいものでした。牧師でさえ、「大嫌い」を連発します。ハリエット自身も、過去に関わった人たちに対し、ひどい言葉をたくさん使います。

 

ハリエットが目指す「最高のお悔み」を完成するためには、4つの条件を満たすことが必要で、自分のしたことは間違いなかったという確認作業と、そして新たに評価を得る行動を始めるのです。訃報記者のアンと、評判作りのために、施設から預かったやんちゃな9歳のブレンダは、次第に距離を縮めながら、ハリエットの人生の最期に向かって、ストーリーは進んでいきました。

 

私はアメリカの音楽の事はよく知りませんが、古いレコードのコレクターという設定で、アンとの結びつきを強くする音楽も登場します。

 

 

人生の後半で感じる終焉への想いは、国は違えど同じだと思いますし、その方法は文化によって違いますが、この映画では、訃報記事を作ることが「終活」を開始するきっかけになっていました。

 

日本の一般人は、訃報記事というものに、強い意識は持ちませんが、最後まで自分をよく見せたい、褒められたい、見栄を張りたい、という気持ちは、共通なのだと思います。

 

終活カウンセラーとして活動し、つくづく感じているのは、人のプライドというもの。正直、ものすごい欲だと思いますよ。

 

さて、初日プレゼントということで、この映画館では、無料のエンディングノートが配られました。25ページ程度のものですが、中を開いて見た人が、実際に書く・書かないは別として、少しでも何か気づいたり、感じてくれたらいいな、と思います。

 

 

そして売店で、何種ものエンディングノートが並んでいました。
最近の映画は、様々な企画とのコラボが盛んですね!

 

 

この映画を観た人は、いくつになっても、変わることができることをハリエットから学べたはずです。若い30代くらいの男性も観にきていましたが、本当の自分でいるための勇気を貰える映画です。

 

最後に、細かい言葉のニュアンスは違っているのをお許しいただき、大切な意味が伝わればと、ハリエットがアンに送った言葉で締めたいと思います。

 

いい一日を!なんて言わない。
いい一日ではダメなの。本物の一日、意味のある一日を送って。

 

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