5月28日(日)に横浜・関内で開催されたボヌールフェスタに出展しました。

スタンプラリーの企画があり、終活ブースでは簡単なアンケートを用意し、ご協力いただいた方には、スタンプを一つ押しました。せっかくですので、それぞれの事情に触れない回答の一部をご紹介したいと思います。

 

 

質問 : 相続・終活について、一度学ぶ機会を持った方が良いと思いますか。
全員が「そう思う」・「皆が知った方が良い」にマル。「関心がない」「考えたくない」を選択した人はいませんでした。

 

質問 : 「相続」と聞いてどんなイメージを持ちますか。

「争い」・「心配」・「大変」・「相続税」・「手続きが煩雑」など。中で多かったのは「争い」。
ということで、マイナスイメージのオンパレードです。唯一フラットな表現があったのは「引継ぎ」だけでした。

 

質問 : 「終活」と聞いてイメージすることは?

「葬式」「老後」「おひとりさま」「身体ケア」「準備」「死」「エンディングノート」「心配」「準備」「今必要なこと」、そして多かったのが「人生の終わり」でした。

 

「終活」という言葉は広まり、こうした話題もタブーではなくなりました。相続については「皆が知った方が良い」と思ってはいるものの、実際は面倒・厄介という気持ちが強く、自主的に動ける人がなかなか居ないのだと思います。

 

そして「相続は最後の事だから・・。」という勘違い。実は違います。今、気づいていないだけで、まさに今、真っ最中ということもあるのです。これは自覚症状なく始まっている病気と似ている、と説明したら、分かっていただけるでしょうか。

相続・終活は、住まいを考える時にも必要な知識ですし、将来、親の介護で子の仕事の時間を取ったり、休養日である休日を奪わないためにも、今の選択が果たしていいのか、今から社会勉強をして、知っておいた方がいいでしょう。

 

さて、会場内にはキッチンスペースがあり、飲み物やクッキーの販売などもありました。

 

お昼は薬膳カレーとモリンガティーのセット。事前申し込みが出来て、出展者にはとても助かりました。来場者も食べることが出来ます。

 

終活ブースに来て下さった方は、皆さん思い思いご家族の話をしていかれました。中には、離婚後の子どもの相続事情を聞いて、ため息をつかれた方もいらっしゃいましたが、それでも「今知っておいて良かった。」とはっきりと言って下さいました。婚姻中に生まれた血のつながった親子は、離婚をしても、法律上一生親子。これを受け止めるだけでも、辛い思いの親がいるのが現実です。

相続を知ることは、自分らしく生きるために必要な事です! 実は今の事なのに、いかに「終活」「相続」といった言葉のイメージが、本当の意味を遠ざけているか、それを改めて思い知った日でもありました。

 

 

蛇足ながら、毎日お孫さんのお世話係をさせられているという女性から、終活カウンセラーをしている事に対し、お褒めの言葉を戴きました。ご本様曰く、当たり前の様に子守りに使われ、心身ともにお疲れになっているという・・。今は一日中孫の相手で、外出を楽しんだり、大人と話す機会がなく、楽しい時間が少ないのだそう。自分がその気になれば、自分のために出来ることがある、と私の姿を見て元気になって下さいました。大丈夫!小さい子は育ちますので、何か外の世界を持ちたいという目標を持っていれば、叶えられるでしょう。「素晴らしいことなので、ずっと続けて下さい。」と言って戴いて、私も元気をいただきました。

 

最後はイベント主催者、ナカヤタエさんと。

 

来場者の写真は控えますが、イベントについて事前に地元紙にも告知が載り、お子さんを含め、大勢の方々に足を運んでいただけました。様々なご家族のお話、ご自身のお気持ちをお聴きして、私にとっても学ぶ事が多くあった一日となりました。